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感染症情報

インフルエンザ

どんな病気?

 ふつうの風邪よりも高い熱が出て、全身症状がひどくなるのが特徴です。そして、中耳炎、肺炎、けいれんなどの合併症も要注意です。

 

症状

 ウイルスが身体に入ってから発病するまでの期間は1~3日です。

 突然38℃以上の高熱が出て、それに伴って、関節痛、筋肉痛、頭痛、腹痛などの全身症状が出るので、機嫌が悪い、ぐったりするなどの症状が見られます。
 熱は2~3日続き、いったん下がり、再び熱が上がることが多く、2回目の熱は1回目よりも低いのが普通です。

 もし夜中に発熱しても、元気でしたらあわてて受診する必要はありませんが、熱の上がりぎわにけいれんが見られたら、早めに受診して下さい。

 次に、最近問題になっている異常行動についてお話しします。インフルエンザに伴って、「突然大声で歌い出す、うわごとを言う」、「おびえ・恐怖の表情を示す」、「理由なく怒り出す、泣き出す、ニヤリと笑う」などの異常行動が現れることがあります。このような異常行動は発熱初日から2日目に集中しています。この時期はお子さんを一人にしないようにすることが大切です。

 

診断

 インフルエンザかどうかの検査があります。鼻水やのどの粘液を綿棒で採って検査します。ただし発熱後数時間は結果がはっきりしないため、2度、3度検査をすることもあります。お子さんへの負担を軽くするために、タイミングよく受診してください。

 

治療

 自宅での安静と水分補給が基本です。インフルエンザウイルスの増殖を抑えるタミフルを使うと熱が早く下がり、症状を楽にすることができます。使えるのは1歳以上のお子さんですが、タミフルが異常行動の原因の可能性があるため、原則的に10代の患者さんへの投与は禁止になっています。異常行動による万が一の事故を防ぐために、少なくとも2日間はお子さんが一人にならないように配慮してください。また、リレンザと言う吸入薬もありますが注意点は同じです。

 

予防接種

 インフルエンザの予防接種は、インフルエンザの発症を完全に予防することはできません。病気の程度を軽くすることが目的です。日本での「乳幼児に対するインフルエンザワクチンの効果に関する研究」の結果は、1歳以上6歳未満の乳幼児については有効率20-30%、1歳未満児については有効性がはっきりしなかった。と言うことでした。また、皆さんが最も心配する合併症のインフルエンザ脳症は予防接種で予防できるという研究結果はまだありません。

 

 以上のことから、インフルエンザにかかると重症化しやすいぜんそく、心臓病、腎臓病などの慢性の病気を持っている乳幼児については予防接種が勧められますが、健康乳幼児についてはインフルエンザワクチンの効果には、限界があることをよく理解して受けて下さい。


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